平成29年度大田建設業協会総会 会長あいさつ

総会のごあいさつ       

大田建設業協会総会 会長 堀 博彦 

昨年度から、8年にわたり会長職を務めていただいた波多野顧問の後を受け、会長職を務めさせていただいております堀でございます。

会員の皆様には、当協会の運営につきまして、格別のご理解とご協力を賜り、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

ご承知のように、昨年7月初旬、大田市南西部を中心に発生した梅雨前線豪雨災害は、幸いにも人的被害はなかったものの、道路、河川、砂防等の公共土木施設に甚大な被害をもたらしたところです。また、農地・農業用施設及び林道等にも被害をもたらしました。被害総額は、県市併せて14億円を超えると報じられております。

県及び大田市においては、12月初旬から、逐次災害復旧工事の発注が行われており、3月末時点で、当協会の会員は、110件、約7億8千万円の工事を受注しております。

また、平成21年度からこの組合で受託しております「除雪等事業」につきましては、今年1月下旬と2月中旬に2度の大雪があり、県・市を併せた受託総額は、約7千6百万円と過去最高の受託額となりました。

これはひとえに、深夜及び早朝から除雪や凍結防止剤散布にご尽力いただいた組合員の皆様、作業に当たられた従業員の方々のご尽力の賜物であり、この場を借りて深く感謝申し上げます。

さて、平成29年度の島根県の当初予算における公共事業費は、約8百12億円と報じられており、およそ20年前と比較すると約6割も減少しております。

これに伴い島根県建設業協会の会員数も、この20年間で27%減少しております。

幸いこの大田地区では、平成25年度以降の5年間は、35の会員数のままで推移しております。

今後とも、会員数の減が生じることのないよう皆様方のお力を頂戴したいと存じます。

日本全体が人口減少時代に突入し、特に、中山間地域における少子高齢化は、益々深刻な状況となっております。

平成27年国勢調査の大田市の人口は、35,166人で、5年間で▲2,830人、▲7.4%減少し、県内8市のなかで最も大きな減少率となりました。

しかしながら、この大田地域を守り、そこに住む住民の安全安心を守るため、我々、建設業に携わる者たち果たすべき役割は大きいと自負しております。

今年度は、2年に1度の研修旅行も計画しております。

今後とも、この地域の発展のため、これまで以上に連携して行かなければならないと考えております。

皆様には、会員相互の「共存共栄」を改めてお願いし、開会のあいさつとさせていただきます。