一般社団法人 大田建設業協会

会 長   黒 田 突 義

会員の皆様には、日頃から一般社団法人大田建設業協会の活動に対し、深いご理解と格別のご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
この度の役員改選にあたり、会長に就任いたしました石見銀山建設の黒田突義です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、ご退任されることとなりました堀前会長におかれましては、公共投資が年々減少し、業界が疲弊していく困難な時代に、3期6年という長きにわたり、リーダーシップを発揮され、献身的に大田の建設業界を支えていただきました。
そのご尽力とご貢献に、改めて敬意を表するとともに、深く謝意を表するものであります。

この協会は、会員の皆様のご指導、ご協力のもと、活力ある地域づくりのため、地域貢献を一番の使命として社会基盤整備に全力で取り組んでおります。

しかし、社会生活に大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルス感染症の影響での経済活動の停滞と建設業における若者離れが深刻であり、従業員の高齢化と若い職員の確保が困難であることから、廃業を余儀なくされ会員も近年は4会員減少し、今年度は31会員となりました。
そうした中で、私としては4つの目標を掲げたいと存じます。

1つ目は、会員数を増やして活気のある建設業協会にすることです。

2つ目は、ご承知のように建設業界は働き方改革に取り組んでおり、ICTの導入による生産性向上、建設キャリアアップシステムの導入、特に週休二日制のさらなる促進など課題に対応していかなければなりません。
発注者である官公庁の方々と協調し、働き方改革に真剣に取り組んでいきたいと思います。

3つ目は、大田地区においては、残土処理場の確保という問題を解決していかなければなりません。理事の中には、会員が連携して残土処理場の整備をすべきではないかとのご意見もございます。会員の皆様には、処理場の候補地など様々な情報の提供とご協力をお願いします。

4つ目は、ほぼ3カ年にわたり、総会の懇親会や研修旅行を自粛しており、会員相互の親睦の機会がなく、寂しく思っているのは私だけではないと存じます。

今年度は、是非とも研修旅行を開催したいと思いますので皆様の多数のご参加をお願いします。

以上の4つ目標を掲げて実行して参りますので、会員及び関係者の皆さまのより一層のご支援、ご協力を賜わりますようお願い申し上げて、就任のご挨拶とさせていただきます。